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2003.12.08

スプーンの話

 新聞各紙の話題は私にしてみると蒸し返しばかりだ。ニュースでは予想していたがメキシコのFTAが年内締結が困難という話題に落胆した。今日がどんな日かという話題も昨日書いた。というわけで、スプーンの話を書く。そう、食器のスプーンである。
 邱永漢「もしもしQさんQさんよ」の「食器にお金をかけています」という話が面白かった(参考)。と、のっけから余談になるが、そろそろネットでも「邱(きゅう)」という漢字を使うことにする。古いパソコン機種では第二水準までに含まれていないが、こうした制限に固執する時代でもないだろう。
 話は題名のとおり、家の新築の話の流れで食器にも金をかけているということだ。簡単に言ってしまえば、金持ちの話なので庶民にはピンとこないのだが、邱さんの金持ちレベルになるとそこいらの金持ちではないので、ここまで抜け切ると話は面白い。


 私の家で紙コップを使ったりすることは先ずありません。ナイフやフォークや箸や器が立派なものでないと、折角、心をこめてつくった料理の味が冴えなくなってしまうからです。
 私の家ではナイフやフォークは、ジョージ・ジャンセンとクリフトフルともう1つ、イタリア製の純銀の物を使っています。

 私は金持ちではない。多分、人生の落伍者でもあり金には縁がないだろう。だから、食器に金をかけることはできないし、一点豪華主義も趣味ではないのだが、量は食わないが味にうるさい食いしん坊なので、その延長で食器に気を遣うことはある。特にナイフとフォーク、そしてスプーン、つまりカトラリーだ。これが日本ではとても困る。銀製のものはレストランや金持ちのニーズもあるせいか、ある程度金を出せば買えるのだが、私は別に銀製のものがいいとは思わない。むしろ持ち手のところが金属というのが好きではない。困るのは、いい重量感ときちんとした面取りの仕事がされているカトラリーが少ないことだ。見てくれはどうでもいい。機能性を重視するのだ。
 いろいろ意見もあるだろうが、カトラリーにはある程度重量感がないと所作に落ち着きがでないし、その落ち着きがないと食事自体がうまくないのだ。なにも重ければいいというのではない、もった時や動作している時の重心の位置も問題になる。ある意味、靴と同じで重くてかつ重心のバランスを取りやすいほうがいい。
 重さの次に気になるのが、スプーンで口にあたる部分の面取りの作業がきちんとされているかということだ。これがしっかりできてないとスープがうまくない。実感としてはスプーンの違いでスープの味が変わる。
 とま、こう書いていて実に自分が細かいことが気になる嫌ヤツだと思うのだが、毎食イライラしているより、いいカトラリーを見つけたほうがいい。同じような悩みを持っている人もいるかもしれないので、私の場合の解決を簡単に書いておくと、結局アメリカ製品を購入した。やはり使い込まれた文化のものがいいようだ。
 食事用のある程度まともなスプーンもだが、ティースプーンもけっこう大変だ。100円ショップのせいか、コスト減が進むのでこの手の小物が手作りではなくなってきている。高価な品物はくだらない装飾が多い。困ったことだなと思う。ティースプーンと限らないが、気のせいか東急ハンズでもなかなか気の利いた小物が手に入らないと思うことが多い。となるとネットということになる。こうした傾向はしかたがないのだが、これもなかなか面倒なものだ。
 食器については一点一点はどうということはないが収納の問題があってまともに揃えることはできない。さすがに紅茶カップと抹茶茶碗はある程度まともなものにしないと茶を飲んだ気にならない…と、その手の話はうざったいので切り上げよう。この手の問題になると多分に趣味の問題になる。
 ついでに調理器具の話…というのもまたの機会としたいが、ついでなので人に勧めたいのは分厚いフライパンだ。中華鍋とは別に底板の厚いフラットなフライパンがあると、目玉焼きが格段にうまくなる。大げさに言うと朝食が愕然と変わる。その他、簡単なソテーでもかなり味が変わる。この手のフライパンは2万円くらいとお高いのだが、それだけの価値がある。一つ買えば一生物なのになと、他人の台所や料理を見ながらいつも思う(もちろん、黙っているけどね)。

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