再考・藤井治芳解任と裁判員問題
ブログを書いていると、この文体が自分にぴったりというわけではないが、日常、この文体は使えないことの反動である種の解放感がある。それとクサシ連発の小気味よさみたいなものがあるので、ついそうした自分の快感に堕してしまう。が、自分で提起した問題は、それぞれ自分の心に跳ね返って突き刺さることも多い。いくつか補遺がてらメモしておきたい。
藤井治芳解任についてだが、そんなの当然だ、もっと早くすべきだったと思っていた。今でもそう思うのだが、ちと、振り回されたかなという反省もある。今週のSPAに掲載された切込隊長こと山本一郎の指摘は優れていた。道路公団はそもそも財務表など造る必要はない、また、解任を急ぐこともなかった。この2点については、そうだなと思う。山本はさらに、Aこと青木の裏をついていたが、この点についてはすでにブログでも書いたとおり。大筋で自分の見解に修正はないのだが、政治ショーにのせられた面はある。
裁判員問題については、とにかくさっさせとやれ!というのが意見だが、正直、やけっぱちな思いがある。どうせ日本人は裁判員なんかになるまい、と。投票率を見よ、絶望的だぜ、と。しかし、それではいけないなと思う。ヤケは禁物だ。とにかく実動できる制度は模索すべきだろう。
他、ヴァイコディン回りの話やイラク問題などにも少しぶれる思いがあるが、それはまたの機会にしよう。
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