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2003.11.02

新聞の社説は今日もつまらない

 散漫な感じの日なので、散漫なブログを書こう。まず朝日から。「若者と雇用 ― 君の票が明日を決める」は変な話でもあるし、お得意のお説教だとも言える。手に職のない若者はどうするのだという問いかけに、論理飛躍で「その責任の一端は若い世代にもある。若者の投票率はあまりに低いのだ。」とくる。ここにバカボンのパパの挿絵を付けてもらいたい(はじめちゃんとママではダメだ)。お説教マシーン(浅田彰の真似しぃ)はこう言う。


前回の衆院選で20代前半の投票率は35%にとどまった。一方、60代は80%に届く。政治家たちが、どちらの言い分に耳を傾け、大切にするかは明らかだろう。

 そうかなぁ、と思って脱力する。違うだろぉとか言うだけの気力もない。公明党なんてしょーもない政党が国政に関与しているくらいだから、統率されて投票する集団の力ってのは大きいなとも思う。だ・が・ねぇ。私自身今回の選挙は民主党に投票するつもりだが、小選挙区の民主党の候補を見るとやはり脱力する。
 ところで朝日新聞の社説にこうあるのだが、みなさん違和感ないのでしょうかね。とま、社説の主張についてではなく、用語についてだ。

日本はどうだろう。自民党の政権公約には「実務・教育連結型人材育成システム」(日本版デュアルシステム)、「若年者のための地域ワンストップセンターやトライアル雇用」など目新しい言葉が並んでいる。これらは政府がすでに打ち出している政策だが、成果はこれからだ。

 「デュアルシステム」って、零時にメート系に切り替わるのかねとわけのわかんない突っ込みを入れよう。「ワンストップセンター」かよ。脳裏に漫談が浮かぶ。「そのぉ、なんでんな世の中便利になってきたっていいますが、わたし、先日ワンストップセンターにいってきましてな」「なんやねん、そのワンストップセンターって」「知りまんへんのかぁ」「なんやて」「犬がぎょーさんおって……」……。
 「トライアル雇用」ってさ、私はイチゴのトライアルがいいなぁ、栗もいい(駄洒落)。ってな感じ。「マニフェスト」ねぇ。ま、今回の選挙で選挙公約のありかたが変わったのでその強調というのもわからないのではないが。ちなみに、世間でマニフェストのことをマニュフェストと呼ぶ人がいて、一部の人がアホかとぐぐっているみたいですが、あのね、そんなものぐぐるなよって。ぐぐるは気を付けないと阿呆になりまっせ。ちなみに「アフェリエイト」でぐぐってごらん、「アフィリエト」が出るから。「マタイ受難曲」でひくと先日まで「タイ旅行」のアドワードが出た(今日は出ない)。
 話変わって。読売新聞社説「中国反日デモ 過剰な民族感情に益はない」によると、こうだ。

 発端は、西安の西北大学の文化祭で、三人の日本人留学生が演じた寸劇だ。三人はそれぞれ、「日本」「中国」「ハートマーク」の書かれた札をつけて、卑わいな格好で踊った。
 留学生たちは「日中友好の気持ちを示そうとしただけ」だった。だが、見ていた大学の教員や学生は、下品さが度を超しており、中国人を侮辱していると感じ踊りを中断させたという。
 中国人学生らは謝罪を求めて市内をデモし、寸劇とは無関係の二人の日本人留学生が殴られる事件も起きた。

 読売はこれに「しかし、寸劇への反発が、大規模なデモにまで発展したことには、強い違和感を覚える。」としている。ふーんという感じだ。西安はそんなに田舎でもないとも思うのだが、このレベルの低さはなんだろうか。別の裏があると思うのだが、読売はこんなふうに話をまとめて終わりかぁ。
 話変わって、毎日新聞社説「地方と財政 風に舞う大風呂敷の真贋」の冒頭で首をかしげた。

財政の視点から見ると日本には二つの政府が別個に存在するように見える。中央政府と地方政府である。

 え? 中央政府と地方政府とは別個でいいんじゃないの? とまこの先はこうだ。

だが地方政府は地方に存在するのではない。この国の地方政府は中央政府の中に「総務省」という形で同居している。中央政府の中の権力が「地方支配」の点で二重構造になっていることこそが、税財政改革を決断しようという時の大きなネックになる。

 ま、そりゃそうだ。で、結語は「地方の財政改革は交付税のシステムを抜本的に変える必要があるが、その肝心の点はどこの党も触れていない。」とするのだが、ここでまた、で? と首をかしげる。そうなのか?
 気になったのは、もちろん、交付税もだが、地方に散在する各種の団体への補助金や地方政府の長が官僚の天下りの構造のほうがベースにあるのではないか。ええい、もっとはっきり言うと、地方は今の状況で満足しているんじゃないか。もちろん、ヤッシーのような例もあるが、あれは…象山佐久間先生の長野県の人たちだから…。
 ちなみに、象山佐久間先生は「ぞうざんさくませんせー」と読む。では、五番から歌います。声に出して歌う日本語です。みなさんもご一緒に!

旭将軍義仲も仁科五郎信盛も
春台太宰先生も象山佐久間先生も
皆この国の人にして
文武の誉れたぐいなく
山と聳えて世に仰ぎ
川と流れて名は尽ず

 書いていて空しくなってきた。読まれたかたがいたら、もっとつまんねーとか思うだろうな。他にネタねーのかよとね。ま、あるにはあるんだけどね。連休だし、脱力。

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