地震予告とその後のこと
話題は先日の地震予知のその後の話だ。9月12日に書いた追記が多くなったので、今日の分にまとめておこうと思う。
話のつなぎで言えば、今回、騒動の元になった串田嘉男の地震予知は当たるのではないかと思っていた。私はそれを判断するだけの器量はない。ただ、阪神大震災のおり、米国ニュースが奇妙に関東大震災に関心を持っていることから、日本の株式を実質握っている外人株式投資家にはこのインテリジェンスが存在しそうだなと考えていた。そこで、私としては地震予知の精度は株価に織り込まれるだろうと想像していた。
現在の心境からすると、関東大震災はけっこう予知できそうなので、今後はもっと信頼するだろう。
以下は、過去のおりおりの時点のメモ(追記)の再録だ。
9月16日9:30am
株価の異常はない。ちと早い追記だが、ネットでの地震情報サーチが盛んで、このブログも地震の情報源になりかねない。というわけで、間違ってこんなとこ見た人は以下へ直行。
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/8896/hannou.html
http://epio.jpinfo.ne.jp/
それと訂正。「発表によると発生の確率は60%。」と書いたが、そんな公式発表はないらしい。週刊朝日の取材能力を徹底的に疑うべきだった(週刊朝日だものね)。
9月20日12時
ま、地震は来ませんでした。我ながら苦笑っていうかテレるが、この数日、東京が崩壊する幻想で甘美な思いをしたので、それはそれでヨシかな。一連のオウム事件のおかげでノストラダムス予言がおちゃらけになったように、今後は地震予想はおちゃらけになるだろう。串田氏の研究については、社会的にはだからボツっていうことになるだろうが、FM電波の計測についてより精密な研究が進むとよいのではないかと思う。率直な印象を言えば、私はこの手法は地震直前の予測が可能なのではないかと思っている。地下に巨大なエネルギーが充溢してカタストロフを迎える時期にはなんらかの影響は出だろう、と。
9月20日13時20分
ありゃ、来ちゃいました。震度4。震源は千葉県東方沖M5.5なので、串田予測が当たったのかビミョーだが、これで9月20日12時の追記で書いたように串田予測がお笑いとは言えなくなるんじゃないか。つまり、地震が怖いのはこれからってことか。
9月23日
その後、串田氏は予測の誤りを公表しているというので雑見。その考察を先にやっておけよ、と言いたくもあるが、あながち地震予測を外したというものでもないようだ。この間、「くるぞーくん地震予兆電磁波観測」(参照)という同種のサイトの情報を読んだが、20日の地震をかなり正確に当てていた。率直な感想だが、FM波観測は現状一番関心を寄せていい地震予想なのだと思う。
さらに追記
9月26日
まさかさらに追記するとは想定していなかったが、今朝の釧路沖の地震は、概ね「くるぞ~君」の信頼度を増す結果になって驚いた。予想では盛岡・仙台方向に不穏な状況ということだったが、北海道だった。くるぞ~君のHPでは観測地点が北海道にないことが精度を上げられなかったこととしていた。そうだろうなと思う。
10月5日
その後、NHK「あすを読む」で関東南部の直下型地震についての解説を聞き、基本的なことを自分が理解していないことに気が付いた。M8レベルの、関東南部の周期は200年。ということは、プレート移動の隣接で起きるタイプの関東大震災はまず私の目の黒い内には来ない。ただ、M7レベルの直下型は断層で発生する可能性はある。阪神大震災がこれだ。この直下型地震の周期は活動期に入ったと見ることもできる。串田嘉男がM7にこだわったのは阪神大震災が念頭にあったのだろうが、我々は関東大震災のイメージで捕らえていた。もちろん、阪神大震災も被害は甚大だったが、地震の理解を混同していた。また、その意味で、串田予測で使うFM波観測はある程度有効だろうが、直下型地震という意味では発生地域を大きく外していた。くるぞー君のほうがやや精度が高いようだが、それでもその地点を当てたわけではない。活断層の地理データを総合する必要があるのだろが、ぶっそうな話になるのだろうか。
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