地震が来るのか?
今日も新聞各紙の社説はつまらないので、ちょっとどうかとは思うが、地震の噂について書く。自分なりの結論を先に言うと、まるでわからない。ナンセンスなことを書きそうだが、この問題に関心がないわけでもないので書き散らしてみる。
ことの発端については、民営の八ヶ岳南麓天文台の民間研究者串田嘉男による発表だ。社会的な影響の発端はこれをネタにした週刊朝日(2003年9月19日号)。一部、ネタの出所が2ちゃんねるとの噂もあるようで、案外週刊朝日が2ちぇねんるからネタをめっけたのかもしれない。
社会的な影響も目に付くようになってきた。アシストのビルトッテン社長はまともに受け止めている(参照)。そういうのもありだろう。株などにも影響があるようだ。この動向は16日までピークがくるだろう。多少冗談を込めて言えば、株には人間の集合的な直感の予知能力が表出するから、休み明け16日の株価の状況を眺めてみたいものだと思う。出だしに騒ぎがあるかもしれないが、昼にどたばたのゲームが終われば、地震の目は少ないのではないか。余談だが、阪神大震災のおり、国内の報道機関が腰抜けでまともな取材をしていないように思えたので海外の特派員記事をよく読んだものだが、彼らは関東大震災の可能性についても言及していた。日本の証券市場は時事上外人の場だから、今回の噂がからどのくらい影響が出るのかも、ちょっとした見ものだ。
正直なところ気にはなるので、元になる串田嘉男の発表を雑見してみた。率直な印象として、こうした騒ぎにありがちなエキセントリックなものではなかった。現在この分野の主流の学者の研究傾向とは当然違うのだが、だからといってそれが非科学というわけでもない。ばっくれて言えば、今回の予想が外れることで、串田嘉男の研究の社会的な評価が決まってしまうことだろう。
当の震災予想だが、東京を含む南関東で9月16日、17日の(プラスマイナス2日)とのことだが、14日から19日ということだろうか。発表によると発生の確率は60%。皮肉な言い方をすれが、ビミョーにハズレが織り込まれているのが面白い。
私自身はこの問題はどう思うか。正直、内心は来るんじゃないかとおびえている。そのことがブログ的に面白いなと思っている。予想が外れてあとから今回の事態をくさして恰好付けるよりは、今の自分の状態を記しておこう。
予想の時間帯、私は都心中心にいるので、巻き込まれて死ぬという幻想も浮かぶ。恐怖とともに甘美な思いがあるが、いずれ誰も人間は死ぬのだが、死についてはどうしても幻想が伴ってしまう。哲学者大森荘蔵は死についての言及を人間に避けられない比喩として議論していたが、分析的哲学的に考えても、我意識というのもはそういう死の比喩の言語ゲームで成り立っているのだろう。
生きていたら、今日のブログに愉快な追記ができそうだ。
追記
追記は9月25日にまとめた。
| 固定リンク
「社会」カテゴリの記事
- LGBTが子供を育てられる社会を(2018.07.25)
- 誰かと一緒に死にたいけど恋ではない何かについて(2018.07.16)
- 江戸川区ツイッター集団自殺事件で思ったこと(2018.07.15)
- 「平成30年7月豪雨」災害で思ったこと(2018.07.13)
- 文部科学省前局長佐野太容疑者は無罪だろうか?(2018.07.11)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
9月13日に地震わくるのでしょうか誰がそんなうわさを流したんでしょうか?
投稿: ルイーじ | 2008.08.19 14:14