終戦記念日の誤解
ほぼ日刊イトイ新聞で8月15日。この日ついてとんちんかんなことを言って笑えた。
でも、いま生きている人にとって、いちばん大きな意味を持つ1日というのは、8月15日なんじゃないのかなぁ、と、ぼくは思います。国の憲法に、「戦争を放棄」したことをはっきり記している国は、日本しかないはずです。(もしかすると、法に詳しい方が、解釈によっては他の国の例もある、というようなことを教えてくれるかもしれませんが。ぼくは知らないので)戦争をしないと決めたことが、ぼくら日本人の考え方のみなもとに、大きく関わっています。
国際紛争を解決する手段としての戦争放棄している国は日本以外に、イタリア、ハンガリー、アゼルバイジャン、エクアドルがある。勉強しろよ、井の中のイトイ、っていう感じだが、 実は国際的な戦争放棄に関心がなくて、関心があるのは日本だけっていうことなんだろう。ま、そんなくさしはどうでもいいのだが、いまだに8月15日が終戦記念日になっていると信じているというのは、恥ずかしことだと思う。
沖縄の組織的な戦闘が終結したのは6月23日ということになっているが、沖縄を含めた日本の最終的な講和は9月7日だ(参照)。日本の戦争が終わったというなら、この日こそ終戦記念日なのだが、そうなっていないところにいまだに沖縄は日本に復帰していないということなのか、戦争がいまも続いているということなのか。
また、この日がアジアでどのように記念日とされているかも、諸国民の信頼を得るためにも知っておくべきだと思うのだがね。
[コメント]
# shibu 『え~と、すみません。8月15日は、降伏勧告ポツダム宣言を受諾したこちを国家元首がレコードでラジオを通して国民に知らせた日で、9月2日はそれに基づいて全権重光葵と梅津美治郎が降伏文書に調印した日。だから45年9月2日からサンフランシスコ講和条約発効の52年4月28日までが国家主権の無い占領期間であったと理解しております。』
| 固定リンク
「歴史」カテゴリの記事
- 荒地派のスペクトラム(2016.02.15)
- 新暦七夕のこと(2004.07.08)
- 一番大切なものが欠落していた戦後70年談話(2015.08.15)
- 日本国憲法の八月革命説について(2015.08.11)
- 日本国憲法の矛盾を考える上での参考書……(2015.08.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
8月15日は国家元首である天皇が玉音放送で戦争の終結を告げ、国民が終戦を認知した日なのだから、それでいいんじゃないの?
くだらん事言ってると友達を無くすよ
投稿: 通りすがり | 2006.08.15 16:49