北朝鮮をめぐる6か国協議
北朝鮮をめぐる6か国協議が8月27日から北京で開催されることになった。素朴な疑問を投げかけてみたいのだが、なんのための協議か? 選択肢は、(1)拉致問題解決、(2)北朝鮮の核開発放棄、だ。その両方だろうか?
答えは、(2)北朝鮮の核開発放棄だが、(1)拉致問題解決もこの場に提起される。とすれば、6か国の圧力で北朝鮮に拉致問題の解決を迫ると考えたいところだが、今朝の朝日新聞の社説だと「日本政府の意向としては具体的な協議は日朝の2者で行いたい」、とのことらしい。確かに、「具体的な協議」は日朝で行うしかないのだが、そこに強調点を持ってくるあたりがいかにも朝日新聞らしい。笑える。
朝日新聞が、北朝鮮の核開発放棄とバーターになる不可侵条約を既決のように扱っているのも笑える。
北朝鮮が核放棄の見返りとして米国に求めている不可侵条約の締結や、経済支援などへの対応は日米韓の間でさえ乱れがある。
国家間の対等をいうなら、日韓米の相互不可侵条約として北朝鮮が侵略することも禁止するべきなのではないか。
余談のようだが、国家というのは領土概念だけではなく国民も含まれるのだから、日本国民が拉致されるというのは国家への侵略以外のなにものでもない。
とはいえ、実際、今回の協議で国際的な意味で問題なのは上の2点ではなく、中国とロシアのプレザンスなのだ。中ロは米国を牽制するダシにどこまで北朝鮮が「使えるか」ということが関心だし、米国としても本音では同様にこの中ロにちょっかいを出すためのネタである北朝鮮を捨てるはずもない。
[コメント]
# shibu 『そそ、あそこいつも片手落ちなんですよね。だからチョーニチとか言われるw 要するにおまえはあっち側なんでしょってことですね。はい!そうですっていっちまえばすっきりするのに、えらそに能書き垂れるから子供の教育に悪いんですね。朝鮮大学校のせんせでしたっけ、密航>徴用のことを「強制連行」とか書いたのわ。内地の日本人は徴兵されて外地の戦場に行ってたのにね。これってぬくぬく一番安全飯付き獄中10何年wにも言えるんですから、識者ははっきり言っていたっだかないと、戦後おバカ教育どっぷりの私達おぢさんはおろおろしてしまいますです。同じく人道とか甘い単語を使う前に、はっきり「国家侵略行為であ~る!」と宣言してもらいたいものです。そこから初めて、んじゃどーする?という考えも具体的に出てくるような気がします。』
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