2019.10.14

[映画] 日日是好日

 映画『日日是好日』を見た。森下典子原作のほうは、既読。以前ブログにも書いたので、いつだったかと見ると、記事は2005年であった。2002年の作品で、そのころ読んだのだろう。15年以上も昔になるのか。彼女は私より一つ年上なので、63歳。おばあちゃんという
年でもないが、若い人からは随分と年上に見られることだろう。
 映画のほうは、その、茶道のインスピレーションについて原作をなぞっているともいえるが、まずもって、黒木華演じる主人公の年齢が違う。1993年に20歳くらいであったかとそこから、2018年で25年、といったところかと書いてみて、そういえば、原作でも森下は25年目にして師匠となったのだったように記憶している(原作は私の書架に埋もれて不明)。
 映画としてはどうか。普通によい映画、という以上によい映画であったように思う。ただ、いわゆる映画的な映画とも違うだろう。よく茶道というものを描いていた。が、映画らしいともいえる。師匠役の樹木希林の演技が見事だった。彼女は茶の心得があるのだろうか。
 そういえば、なぜこの映画を今頃見たかというと、少し茶を始めたというか、始めようとしているからでもあった。そういう視点から見て、楽しい映画でもあった。
 というわけで、原作も、映画も、あまりかまえずにお勧めしたい。茶道というものに、自然に触れるよい機縁になるかもしれず、誰にとっても、茶が人生にいろいろ与えてくれることになるかもしれない。

  

 

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2019.10.11

アジア経済研究所図書館に行ってきた

 アジア経済研究所図書館に行ってきた。海浜幕張駅から歩いて10分ほどのところである。アジア、アフリカ、東欧など、開発途上地域の経済、政治、社会を中心とした学術的文献、基礎資料、新聞・雑誌を所蔵する専門図書館なので、いわゆる一般的な図書館ではない。現地語の文献も多いが(中国や韓国など)、英文献も多い。
 高度に専門的な図書館なのだが、一般開放している。入館手続きをすれば入館できる。余談だが、外国語大学の図書館も一般開放していて、入館手続きをすれば入館できる。
 カフェテリアも併設されていて、昼時はランチもある。コーヒーは100円で、喫茶は朝の10時くらいからやっている(平日のみ)。
 書籍・資料の大半は開架なので、気になる分野の書籍をざっと見たあと、館内でくつろいだがのだが、美しい図書館だった。大きな吹き抜けがあり、それだけで現代アートの空間のようでもあり、沈黙と書籍の美しさに小一時間ほど見とれてしまった。率直にいって、資料自体に関心がなくても、訪問にするに値する図書館であった。東洋文庫のような美しさとも違った、独自の美を感じさせる空間だった。

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(写真は館外からガラス越しに撮影したもの)

 

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